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寝屋川の女児虐待死、市が21回接触試みる(読売新聞)

 1歳10か月の岸本瑠奈ちゃんが亡くなった大阪府寝屋川市の虐待死事件で、同市が虐待の兆候をつかんでから約1年8か月間に行った対応の詳細が判明した。

 同市は、21回にわたって家庭訪問や電話などで瑠奈ちゃんの状態を確認しようとしたが、悲劇は防げなかった。

 専門家は「虐待のサインを見過ごすなど判断が甘い」と指摘。同市は「実態把握が十分ではなかった」とし、外部専門家も交えた検証委員会を設置した。

 ◆育児放棄の疑い

 瑠奈ちゃんが2008年5月2日に生まれた病院の医師が、生後1か月健診を受けないことを不審に思い、6月4日、同市に連絡した。同市は同月中に2回、自宅を訪ねたが接触できず、同月25日、同市要保護児童対策地域協議会で報告。同協議会は「育児放棄(ネグレクト)の疑いがある」と判断し、支援方針を決めた。

 市の保健師が瑠奈ちゃんと初めて会えたのは、1か月を過ぎた7月16日。自宅で確認したが虐待はうかがえず、応対した父親に健診を受けるよう説明した。

 同市はその後も接触を試みた。同年9月〜09年10月の間にも家庭訪問を繰り返したが、そのうち、両親と面談できたのは6回。不在だったり、入浴中だったりで、7回は会えなかった。

 さらに、同市は、両親と市の施設で3回面談したり、2回電話をかけたりし、健診を受けさせるよう説得したが、瑠奈ちゃんが健診に訪れることはなかった。

 ◆ほおにあざ

 同市が瑠奈ちゃんに会えたのは5回。そのうち3回は、ほおにあざがあるのを確認した。

 1回目は09年2月24日。家庭訪問で健診を約束させたものの、健診に来なかったため、再び家庭訪問した際に見つけた。あざは薄く、同市は「姉がたたいた」とする母親の説明をうのみにした。

 2回目は、瑠奈ちゃんが母親に連れられて市の施設を訪問した7月3日。母親はあざの原因について、前回と同じ説明をし、7月30日に自宅を訪ねた際、あざが消えていたため、同市はそのままにしていた。

 3回目の10月16日には、自宅を訪れた保育士が「4人の子育てで毎日大変ですね。ストレスはたまりませんか?」と尋ねると、母親は「本気で怒ってグーが出ることもある」と説明。あざについては、今回も姉のせいにした。

 ◆検証委設置

 同市は、あざを確認して以降も児童相談所に連絡はしなかった。10年1月12日、親子の交流イベントへの参加を母親に断られ、再び家庭訪問することを決めたが、同月27日、瑠奈ちゃんは意識不明で病院に運ばれ、そのまま息を引き取った。

 同市は事件発覚後の4月12日、関係各部署のほか、府中央子ども家庭センターや弁護士が加わった検証委員会を設置した。5月末に報告書をまとめる。同市は「今から思えば虐待のシグナルはいくつかあったが、気付くことができなかった。委員会では問題点を検証したい」としている。

 児童相談所に約20年間勤務した安部計彦(かずひこ)・西南学院大准教授(児童福祉)の話「あざが確認される度に、母親が同じ説明を繰り返すのはおかしい。市の取り組む姿勢は評価できるが、家庭状況全般を見ながら判断すべきだった。明らかな証拠がないと、虐待かどうかの判断が難しく、多くの経験を持つ児童相談所に相談する必要があった」

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by ulfvzh1fbg | 2010-04-23 05:45